Itaru Shinagawa
Object
Ceramic
2023
量産は考え抜かれた設計で品質とスピードを担保し、私達の生活に質の良い製品を広く届けるシステムとして現代のものづくりの基盤となっています。 この効率化された世界では安価なモノを早いサイクルで消費し、人とモノとの関係性が気薄な方向に向かっているように感じます。
そのサイクルに受動的に乗ってしまっている私たちに違和感を覚えます。
私は生活の中で時間や背景、成り立ちを内側から感じ味わえる、長い時間を寄り添う事のできるものを作りたいのです。
Assembleは排泥鋳込みという量産時に用いられる成形方法に、個体差や一点物という趣向を持たせたセラミックのシリーズです。
既存の型の持つ 「組み方に決まりがある」 「一つの型で一つの形状が作れる」 という概念に対し、型をブロック状にし、積み木のように自由に直感的に構成することで、一つの型で様々な形状のバリエーションを作ることができます。
またその都度組み立てて使うため、必然的にズレなどの不確定な要素が介在し、同一の形状を作ることができず一つ一つが違った表情を持ちます。
そのサイクルに受動的に乗ってしまっている私たちに違和感を覚えます。
私は生活の中で時間や背景、成り立ちを内側から感じ味わえる、長い時間を寄り添う事のできるものを作りたいのです。
Assembleは排泥鋳込みという量産時に用いられる成形方法に、個体差や一点物という趣向を持たせたセラミックのシリーズです。
既存の型の持つ 「組み方に決まりがある」 「一つの型で一つの形状が作れる」 という概念に対し、型をブロック状にし、積み木のように自由に直感的に構成することで、一つの型で様々な形状のバリエーションを作ることができます。
またその都度組み立てて使うため、必然的にズレなどの不確定な要素が介在し、同一の形状を作ることができず一つ一つが違った表情を持ちます。